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執筆者の写真haruto-maeda

築地

銀座での写真展開催中、築地に宿をとりました。

毎朝、朝食を食べるため場外市場を散策しましたが、随分と変わってしまった築地の姿に心なしかさびしいものを感じてしまいました。

今から29年ほど前、写真学校に通っていた頃に習作としてよく築地の朝市を撮影していた頃を思い出し、深いノスタルジックな気分になっていたのです。

あの頃に撮影した場内市場の風景は完全に消滅してしまい、かつての賑わい、喧騒、風情、人情、粋でいなせな江戸っ子堅気の親父さんたちの姿が消え失せ、代わりに観光化された軟弱な光景がむなしく広がっていました。

ただ一軒だけ、よく撮影の後に食事をした懐かしい食堂が営業されており、久しぶりに築地の味を味わうことができたのが幸いでした。



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